1. CAPA の理解 2011 Mar.

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   FDAから査察を受けオブザベーション(指摘)を受けると、その対応についてレスポンスレターをFDAに提出します。 このレターの内容はCAPAの形式で回答すべきで、修正、是正の意味の違いを理解していないと Warning Letter を受けてしまう確立がかなり高まります。 しかし、私はこれまでこのCAPAを理解している手順をお客様の所で見たことがありません。 さらに、CAPAの様式はとてもCAPAを理解しているとは思えない状況です。 日本で査察を受けると必ずといって良いくらい指摘されるのがCAPAです。 私どもの解析データでもCAPAが最も多い指摘となっています。 そして品質問題が再発して困ると言われます。 根本原因が出ておらず修正で終わっているので当たり前なのですが、CAPAをきちんと理解してマネジメントを行わないと日本の品質は悪くなるばかりです。。
  悪いことにISO監査で指摘されないので、皆さんは間違っていないと思っておられます。 ちまたの講習会でも是正と予防を間違えて教えられているようです。 ISO9000に用語の定義がちゃんと載っているので確認して貰いたいのですが、明らかに日本のISO教育の弊害です。。 というせいでもないでしょうが、弊社のCAPAコースは参加者が極端に少ないです。 出席された方のコメントは、どなたも目から鱗(うろこ)、今までの考えが間違っていたと言われるのですが。。 そこで、QSRコースを2間コースにしてCAPAを知って頂く事にしました。