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サービスプロセスコース

2026年07月07日 13時00分 〜 17時00分
開催予定
! 本コースはQMSシステムの一部を解説します。全体の理解がないと習得が困難です。事前にQMSR2日間コースの受講を強くお勧めします。

なぜ今、医療機器サービスプロセスの品質管理が問われるのか

医療機器の保守・修理(Servicing)は、製品の安全性と有効性を維持するための重要なプロセスです。しかし、FDAの新QMSR(ISO 13485:2016ベース)への移行に伴い、これまで曖昧にされてきた「Servicing(保守・修理)」と「Remanufacturing(再製造)」の境界線が厳しく問われるようになっています。

誤った判断により Remanufacturing に分類されるべき行為を Servicing として実施した場合、FDA登録・MDR報告・PMA/510(k)申請の義務が生じ、深刻な規制違反となります。2025年7月7日開催の本セミナーでは、最新のFDAガイダンスを反映した「判断基準(ディシジョンツリー)」を中心に、サービスプロセスの品質管理を体系的に学びます。
このセミナーで得られる3つの本質的な価値
  • ServicingとRemanufacturingの法的境界線を正確に理解する — FDAの最新ガイダンスに基づくディシジョンツリーの使い方と、客観的証拠(エビデンス)の残し方を習得する
  • サービス設計の本質を理解する — LCM(ライフサイクルマネジメント)の視点から、製品開発上流でサービス要件を設計に盛り込む手法を学ぶ
  • サービス記録を「宝の山」として活用する — 修理報告書の統計的分析・CAPA連携・MDR判断まで、サービスプロセスをQMSの中核として機能させる実践力を身につける

対象者

このセミナーは次の方々に強くお勧めします。
  • サービス部門・フィールドエンジニア:保守・修理業務の品質管理基準を整備したい方
  • 品質保証・品証マネージャー:ServicingとRemanufacturingの判断基準を文書化したい方
  • 薬事・規制担当者:新QMSR移行に伴うサービスプロセスの規制要件を再確認したい方
  • 開発・設計担当者:サービス設計要求仕様書(S-BOM・FRU設定)の作成に関与する方
  • 経営・品質マネジメント責任者:サービスをQMSの中核プロセスとして再定義したい方

カリキュラム

第1部 医療機器サービスと新法規制の理解 Medical Device Servicing & New Regulatory Framework 40

医療機器サービス(保守・修理)の重要性と、付帯サービスが指定要求事項である場合の基本概念を理解したうえで、新QMSRと適用規制・規格の全体像を把握します。
1-1 イントロダクション:サービスの目的と重要性 医療機器サービス(保守・修理)の重要性 / 付帯サービスが指定要求事項である場合の基本概念 / サービスプロセスが患者安全に直結する理由
1-2 新QMSRと適用規制・規格の理解 FDA新QMSR(21 CFR Part 820)の導入とISO 13485:2016との調和 / QSRからQMSRへの移行に伴うQMSの統合的理解と法規制の体系 / 事業目標を達成するためのQMS適用範囲の設定
1-3 リスクに基づくプロセスアプローチの本質 サービスプロセスへのプロセスアプローチの適用 / リスクベースアプローチがサービス管理をどう変えるか / QMSの中でサービスプロセスが占める位置づけ
第2部 ライフサイクルマネジメント(LCM)とサービス設計 Lifecycle Management & Service Design 40

製品開発の上流からサービスを設計に組み込む「コンカレント設計」の考え方と、S-BOM・FRUを活用したパーツハンドリングの品質管理を学びます。
2-1 コンカレント設計によるサービス設計 LCM(ライフサイクルマネジメント)の重要性:上流からのサービス参画 / 稼働率向上とダウンタイム最小化のためのサービス設計要求仕様書の作成 / 診断ソフト・サービスモード・アクセスツールの設計への組み込み
2-2 パーツハンドリングと品質管理 S-BOM(Service BOM)を活用したFRU(Field Replacement Unit)の適切な設定 / FRU管理における統計的品質管理の適用 / 劣化製品の管理・保管・流通時の汚染防止策
2-3 データインテグリティーの担保 サービスデータの信頼性確保(ALCOA原則の適用) / 修理記録・インスタレーション記録の完全性・正確性・追跡可能性 / 電子記録・電子署名(ERES・21 CFR Part 11)への対応
第3部 Servicing vs. Remanufacturing の境界線と判断基準 Servicing vs. Remanufacturing – Boundary & Decision Criteria 60
★ NEW  FDAの最新ガイダンスを反映した新規セッション
FDAの最新ガイダンスを反映した新規セッションです。
  • 本セッションは、FDA Guidance「Remanufacturing of Medical Devices」および最新のFDA Webinarの内容を反映した新規セッションです
  • ディシジョンツリー(フローチャート)を用いた実践的な判断訓練を中心に解説します
  • 誤分類による規制違反(無登録製造・MDR未報告・510(k)未申請)のリスクを回避するための実務的な知識を習得します
3-1 定義の明確化 Servicing:元の仕様・用途に戻すための修理・保守 / Remanufacturing:性能・安全仕様・意図された用途を大きく変更する行為 / リマニュファクチャリングに該当した場合の法的義務(登録・MDR・PMA/510(k)等)
3-2 サービスマニュアルでの判断とエビデンスの実践 ディシジョンツリーの判断結果を正当化するための客観的証拠の残し方 / 文書化の必須項目:製品名・UDI・活動日・活動内容・判断根拠・関連ドキュメント参照・署名 / 実際の記録フォーマット例の解説と演習
第4部 記録管理・不適合品の取扱いと統計的傾向監視 Record Management, Nonconforming Products & Statistical Trend Monitoring 60

修理報告書・インスタレーション報告書の記録管理から、不適合品の処置・MDR判断・リコール管理、そしてサービス記録を活用した統計的傾向監視とCAPAへの連携まで解説します。
4-1 記録管理とデータインテグリティー 修理報告書・インスタレーション報告書の文書・記録管理(ERES・Part 11) / 仕様を満たしたことを証明するエビデンスとしての記録作成(検証の概念) / 記録の完全性・正確性・追跡可能性の確保
4-2 不適合製品の取扱いと苦情・行政報告 不適合品の識別・隔離・評価・処分(修理・特別採用・廃棄)のプロセス / 修理レポートから苦情への展開基準と有害事象報告(MDR)の判断フロー / リコール(CAR)の進捗管理と確実な実施
4-3 統計的傾向監視とCAPAへの連携 サービス記録(宝の山)の統計的分析による潜在的問題の早期発見 / MTBF(平均故障間隔)・MTTR(平均修理時間)の改善への活用 / 修正・是正処置・予防処置(CAPA)の違いと開発部門(上流)への適切なフィードバック
 
第5部 要員の教育・訓練とまとめ Personnel Competency, Training & Wrap-up 30分(質疑応答含む)
5-1 教育・訓練による力量の担保 製品品質に影響を与える要員に必要な力量の定義とスキルマップ(力量表)の作成 / 「教育(知識の付与)」と「訓練(力量の維持・向上)」の違い / 訓練の有効性評価の方法と記録
5-2 総括:サービスはQMSのエンジンである サービスプロセスが事業目標達成の「エンジン(QMS)」であることの確認 / 継続的改善サイクル(PDCA)の確立がなぜ不可欠か / 受講後のアクションプラン:自社のサービスQMSを次のステップへ
本セミナー修了後、受講者ができるようになること
  • ServicingとRemanufacturingをディシジョンツリーで正確に判断し、客観的証拠として文書化できる
  • サービス設計要求仕様書(S-BOM・FRU設定含む)の作成に貢献できる
  • 修理報告書から苦情・MDRへの展開基準を判断し、上流にフィードバックできる
  • MTBF・MTTRの傾向分析からCAPAへ展開し、設計改善のループを回せる

◆開催日程◆

 
  • 日 時:2026年 7月7日(火曜) 13:00 〜 17:00
  • 締 切:2026年 6月30日(金)
  • 会 場:リモート開催
         リモート:ZOOMのみ 
  • 講 師:クオリス・イノーバ株式会社 代表取締役社長 木村 浩実
  • 定 員:
        リモート:50名
  • 受講料:38,500円(税込、テキスト付き)
        30,800円(2名様以上ご出席 税込、テキスト付き)
        継続研修をご希望の方はご相談下さい
  • 修了書:FDA査察時にエビデンスとして使用可能
  • お申込:セミナー申込み

    リモート受講のみ  こちらから